ファミリーページとは、
歯科技工事例を歯科医、歯科技工士、患者様、それぞれの意見をまとめたページです。
それぞれの立場での意見を参考に歯科技工のさらなる向上をめざします。
おだ歯科&小児歯科クリニック
土台→ジルコニア+表面→オールセラミックスの連結冠 歯科技工事例
2009.07歯科医:小田 博 / 歯科技工士:奥田洋巳 / 患者:伊藤さん
はじめまして。院長の小田 博です。
当院は小児歯科だけではなく歯科一般を診療しておりますが、他の医院と一線を画しているのが
私が小児歯科専門認定医としての長いキャリアから培った
人間の年齢という時間軸による噛み合せの変化に敏感に対応した診療を行っていることです。
すなはち、人は母親のお腹にいるうちからスタートで25歳くらいまでは成長し
後は 死に向かって少しずつ老化して行きます。幼いころから健康貯金をたくさん貯蓄した人は 老いに向かって健康年金が多くもらえるのです。
25歳くらいで100ライフ貯められればよいのですが、60ライフだと その後の健康生活はたいへんです。
でも、50歳で20ライフしかない方でもきちんとした治療を施すことにより100ライフとは行かないまでも年齢相応の健康を手に入れることができます。
一度崩れてしまったお口の健康は その年齢にふさわしい健康なお口の状態に作り直せば後は定期的に
年に何度かメンテナンス(お掃除するくらい)を継続することで健康を維持できるんです。とても 快適で楽チンです。
でも つい サボっちゃうんですね人間は。
小児歯科医は人生のお口のスタートに立ち会います。
生後6ヶ月くらいからかかわります。
虫歯1本でも噛み合わせが悪くなることもあります。
この写真のように 5歳の幼児ですが、このようになってしまうと25歳までに50ライフくらいしか貯金できません。
しかし きちんと治せば大丈夫です。
きちんととは小児歯科なりのその子の咬合発育に見合った治療を施すことです。
人生のスタートをきちんとできるかで 健康貯金は大きく変わります。学校から紙をもらって歯医者で虫歯を治したから大丈夫! なわけがないんです。
1.初診
よくよく見ると歯と歯の間にむしばが多く 上の前歯が出っ歯なんです。出っ歯といっても骨の部分から前に出ています。 どうしてこうなるんでしょうか?
答えは(骨格的な遺伝もありますが)舌癖です。
舌癖とはベロの異常な動きです。 (元来、人はつばや食物を飲み込むときにはベロの背中が上顎を強く押し付けるんですが) ベロが前歯を押し続けていて出っ歯になってしまいました。だって何十年もやってたんですから。 いつもやってるから本人全く気づきません。また、歯と歯の間に虫歯ができるのも 歯の間にベロで食べ物を押し込んでいるからです。 上の前歯が出すぎてしまうと 歯が唾液で洗われないので乾燥して虫歯になります。 みなさんも 鏡の前でイーと奥歯を噛んで前歯が見えた状態でつばを飲みます。その時にベロが歯の隙間から見えてしまう方は舌癖があります。
2.プロビセット(仮歯)
この段階までに 前歯の虫歯を治療し神経の治療となりました。 ここからはラボの皆さんのお仕事ですが ベロに押されて押し出された前歯の傾きやでこぼこの並びを改善した最終仕上がりを想定した、ろう(WAX)模型を作りそれに応じた仮歯(プロビ)をプラスティックで作り患者さんにセットします。これにより美女の口元がさらにきれいになるかを確認し、しばらくこの状態で生活していただき下顎の動きとの調和を確認します。
3.ファイナルセット直後
プロビでの調整を反映させ色合いや透明感もラボさんと一緒にああだこうだと患者さんのお口を見ながら確認して最終の仕上がりとなります。この方は歯の中の本来の色もきれいでしたので 透明感があり 舌癖に負けない強度を持った土台がジルコニア+表面がオールセラミックスの連結冠で仕上げました。
4.1週間後
左下の奥歯のプチ矯正をまだやっている途中ですが、歯茎との調和もよく落ち着いています。 お仕事で集中するときやお休みの時にはマウスピースで歯をいたわるように指示しています。
- 歯科医の声
- 患者さんは口元のでっぱりが目立たなくなり、たいそう喜んでいただきました。
ますますshinysmileになられました。プライバシーから皆さんにどんなに美女であるかをご覧いただけなくて残念です。 90ライフくらいには改善したかな?これからお子様にも恵まれて忙しい充実した日々が続くことを願っておりますが、 反面自分のお口の手入れもままならなくなってきます。是非とも定期的な健診を続けていただきたいものです。 このように何年も何十年も気づかずに放置された問題を患者さんに理解してもらい納得していただき 治療に対しての信頼を得て治療を開始し何度も医院に足を運んでいただき 完成にたどり着くまでには、 患者さんそのご家族歯科医師ラボの方その他のスタッフの協力と努力が不可欠です。
最終的な技工物は歯科医師が削った歯形から作られますが、ラボの方が患者さんに直接会って会話をし 口元を観察して出来上がった技工物と歯型しか見ずに作られた技工物とでは 全くその価値が異なります。補綴物ともいいますがこの最終の補綴物を患者さんにセットして 満足していただいた喜びを患者さん、ラボさん、歯科のスタッフと共有できることが仕事としての喜びになります。 今後もFDLさんとは阿吽の呼吸で患者さんにshiny smiles を提供していきたいものです。 - 歯科技工士の声
- 上顎の顎堤が少し出ているので、内側に4前歯を入れることに少しバランスを考えました。プレパレイションが少しヘビーシャンファーで あれば歯径部の色がきれいに出せたのにと思っています.ファイナルは、臼歯部はハイブリッドで白くしました。
- 患者さまの声
- 前の歯並びを、中学生の頃より悩んでいました。お友達の歯科衛生士に相談するとFDLの奥田様と、小田先生を紹介していただき思い切ってお願いしました。 なんでもっと早く直しておかなかったのかと思いました。でも、聞きますとジルコ二アオールセラミックは、最新の材質だと聞き私はラッキーだなぁーと 思っています。今後1日でも長く維持できるように頑張ります。ありがとうございました。
ご協力いただいた歯医者さん
おだ歯科&小児歯科クリニック
日本小児歯科学会専門医 小田 博
〒611-0002京都府宇治市木幡御園1 長谷川ビル302
tel. 0774-33-0648

